3月11日の東日本大震災以降、節電や省エネなどの見直しが進められました。
特に節電に関しては重要視化が進み、個人、企業を問わず沢山の人々が様々な形で節電に取り組んできました。
結果として夏の計画停電の実施は現在まで行われていないという実状に結びつきました。
近年では珍しいと言っても過言ではなく、一人一人の小さな積み重ねが大きな結果に結びついた誇るべき事例の一つになったのだと私は考え、
日本の底力を改めて実感しました。
トーシン産業と致しまして、節電に取り組む一方で次に省エネについて考えました。
省エネ、つまりエネルギーの節約ですが、エネルギーと一口に言っても様々です。そこで今回は原油に焦点を絞り込ませて頂きました。
軟包装業界と原油の関係は密接であり、フィルム成形において切っても切れない関係にあります。
8月24日の日本経済新聞にこんな記事がありました。
レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は8月15日時点で1リットル150円台。95年の110円台と比べ40円も高い。
ところがアジアの指標原油であるドバイ原油のスポット価格は95年時点の1バレル17ドル程度から現在は100ドル前後と5倍以上。
円高によって末端価格の値上げをある程度抑えているともいえる。-以後略-
上の記事は円高にも関わらず、円高を消費者に還元する動きが一部にしか見られないという内容の記事から抜粋したものです。
軟包装業界では、原油価格の現状を踏まえ、また省エネかつ品質の良い包材を考えます。
トーシン産業としてお客様にどのようなご提案が出来るのか、社員一同日々考察して、形にしていくことが我々の仕事であると考えます。
省エネについて、トーシン産業の一つの答えがフィルムの薄肉化です。
これまで強度の必要な袋には物理的欠損に備え、フィルムに厚みを持たせざるを得ませんでした。
トーシン産業が提案する薄肉化フィルムとは、薄肉化にすることによって強度の低下や質感を落とすデメリットを引き起こすことはなく、
軽量化、エコなど様々な観点からメリットのあるフィルム構成となります。
フィルムを薄肉化することは、もちろん直接原油の省エネにも繋がり、今後の包材を担う新たな布石になると確信しております。
今後も環境や需要を考察しながら、高品質な包材をご提案出来るよう努力して参ります。
薄肉化フィルムについてご興味が御座いましたら、是非ともお問い合わせくださいませ。